2023.12.25
本記事では、様々な制約があって対策が難しい防爆エリアの暑さ対策としての
換気の有効性についてご紹介していきます。
可燃性のガスや蒸気・粉塵を扱う工場では、火災や爆発を防ぐために、防爆仕様の設備を選定する必要があります。
また、防爆仕様であったとしても、可燃性ガスなどが周囲に流出しないような対策が必要なため、
防爆エリアの暑さ対策を考える上で、頭を悩ませている方もいらっしゃるでしょう・・
40℃近くなるような酷暑の防爆エリアでは、工場やプラント内に熱が溜まっていることが暑さの原因となっているため、
熱気を外へ排出するルーフファン・ユニットファンの設置がまずはおすすめです。
カマクラは、防爆仕様のルーフファン・ユニットファンをラインアップしています。
具体的には、可燃性ガスの発生状態によって、モータの防爆構造タイプを選定できます。
防爆1種:可燃性ガスが常時発生・蓄積する場所 → 耐圧防爆形
防爆2種:可燃性ガスが常時発生しないが、漏洩侵入の可能性がある場所 → 安全増防爆形
ルーフファンは、鋼板製の標準形に加えて、低騒音形やFRP製軽量形もご用意があります。
【導入事例】
化学製造業 A社
4階建てのプラントの3階以下に反応槽(200~300℃)があり、下から上がってきた熱が4階の作業エリアに
滞留して、夏場は40℃を超える酷暑環境でしたが、30℃台に抑えることができました。
①:ルーフファン 低騒音安全増防爆形(RF-914NA)
②:ユニットファン 安全増防爆形(UF-60PA)
全体換気で熱気を排出することで、工場全体の温度を外気温度程度に抑えることができます。
また、工場全体の室温を下げることで、防爆仕様のスポットクーラーや空調服などの効果も、
より一層感じることができる現場となります。