2023.12.25
本記事では、粉塵やヒュームなど、空気中に浮遊している粒子による
今後の対策を検討している方に対して、作業現場の改善策をご紹介します。
粉塵、ヒュームやオイルミストなどが発生する現場では、じん肺などの病気になる恐れがあることから、
健康を守るために防塵マスクを着用するケースがあると思います。
特に、アーク溶接などの作業では、防塵マスクの着用が義務付けられていますが、
長時間の作業を終えた後、マスクが汚れているということはないでしょうか・・
粉塵・ヒューム・オイルミスト対策には、工場内の気中濃度を下げるために、全体換気が有効です。
それぞれの業種の換気回数(*)に見合った換気量を確保することで、作業環境を快適にすることができます。
(*)換気回数:建屋容積分の空気を1時間あたりに何回入れ替えることができるかを示したもの
全体換気をして、作業場の気中濃度が下がっても、
実は工場の上部を見上げると、粉塵や煙が溜まってしまっているケースもあります。
そういった場合は、送風機を用いて、排気ファンの吸い込み範囲まで、風の力で補助してあげることで
しっかりと排気することができます。
実際に、ルーフファンと搬送ファンを導入いただいた企業では、
工場内に長くいると茶色くなっていたマスクが、導入後は作業が終わっても白いままで、
白く曇っていた工場内の視界もクリアになり、換気にとる作業現場の改善を実感していただいています。
作業員の方の健康維持のために、作業環境の定期的な見直しが必要です。
換気による作業環境改善は、ぜひ弊社へお問い合わせください。